依存症のスリップってどんな意味?対処方法まで徹底解説

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どーも、ラクト(@Rakut08)です。

依存症の方であれば、ほとんどの方が経験すると言われている

「スリップ」

病院で治療を受けた人でも5人中4人(なんと8割!)は経験するとされています

こんなに多くの人が経験するにもかかわらず

スリップしてしまった時って、どうしても後ろめたさを感じて、1人で問題解決しようとしがち

ただ、その行動は逆効果となる場合が非常に多いんです。

もしもの時、どのように対応すべきか、今回は解説していきます。

この記事で得られる「幸せライフ」
  • スリップの正しい意味がわかる
  • スリップ時に適切な対処が取れる
  • 病気の再発を防ぐことができる
幸福度UP!
ラクト

では、やっていこう!

contents

そもそもスリップってどんな意味?

この業界では当たり前のように使われる「スリップ」という言葉。

ラクト

初めて耳にする場合、頭の上に?マークが出てくることもしばしば。

「依存症の人が滑る?こけるってこと?」

と、いった誤解を招くことも多くあります。

スリップとは
ごく短期間の再飲酒や再ギャンブル、再使用した場合のことを意味します

しかし、厳密に言うと異なる部分もありますので、今回はその点も補足しておきます。

スリップ=SLIP

そもそもスリップ(SLIP)とはAA(アルコホーリクス・アノニマス)で作られた造語である、と言われています。

ある状態を意味する単語の頭文字を並べ、SLIPと表現されています。

S:SOBER シラフ
L:LOSES 失う
I:ITS それを
P:PRIORITY 優先

ラクト

英語にお詳しい方であれば、違和感を感じる並びや意味となるかもしれません。

「シラフで生きることを決めた人が、その目的達成のために優先すべきことを失ってしまった状態」ということになります。

要は、お酒を飲んでいない状態であったとしても、それに繋がるような言動や考え方をしているときはSLIPの状態にある、と言うことなんです。

しかし、一般的にはお酒をやめようと試みた人が、再飲酒してしまった場合に使われることが多い言葉となっています。

今回も、飲酒をしてしまった段階=スリップとして、その時にできる対処方法について考えていきます。

スリップした時は1人で解決しないこと

まず、間違いなく言えることは「1人で解決しないこと」です。

ラクト

スリップしたら必ず誰かに相談すること!
これは鉄則!!

「助けを求めること」これが最重要課題となってきます

相談相手は誰でも構いません。

事前に、自分が安心して話をすることができる人を準備しておきます。

・家族
・友人、知人
・病院スタッフ
・自助グループの仲間

などなど挙げられますが、出来れば依存症についての基本的な理解がある方がいいでしょう

飲み友達に相談しても「おっ、じゃあこのまま一緒に飲みに行こうか」「そんなちょっと飲んだだけで情けないこと言うなよ」と元も子もない返答を受けるだけですからね。

しかも、相談相手は1人だけでなく、複数人の相談相手を準備しておきましょう

そうすることで、いざという場面でもスムーズな対応が可能となります。

ラクト

第1候補の人がダメでも、第2候補、第3候補がいればより安心です。

そのためにも、日頃から医療機関や自助グループに繋がっておくことは重要と言えます。

ラクト

片足は病院に、もう一方の足は自助グループに置いて回復を歩むことが大切なんです。

では、なぜ1人で解決すべきではないのか、その理由をもう少し考えていきましょう。

スリップを経験する人は多い

「自分は大丈夫」

「スリップなんてするわけない」

と考える人は一定数います。

実はスリップそのものが、依存症の回復過程において「高確率」で発生するイベントなんです。

医療機関で入院治療を受けた人でも8割はスリップを経験すると言われています

医学が目まぐるしく発展する現在ですが、ここ20年近く変わらないデータなんです

スリップは依存症の方にとって珍しくない、症状の1つと表現されることもあるほど。

そんなスリップですが、実際に経験した当事者は複雑な心境に陥ります

嘘、恥、罪悪感、開き直り

回復に向けて、頑張っている人ほど

・飲んだことがバレないように、なんて嘘をつこう
・飲んだことがバレたら、また注意や非難を受けることになる
・自分を信頼してくれていた人たちに迷惑をかけてしまうかもしれない
・1杯飲んでしまったら仕方ない、今日はこのまま飲み続けよう

といった考えが、自然と浮かんできます。

そのため、スリップしたことを隠したり、周囲に嘘をついたりすることも多くなり、罪悪感といった感情を抱きます

スリップすると恥や罪悪感を抱きやすい
恥ずかしいにゃ〜

状況は一向に改善されることなく、病状は悪化していき、俗に言う「病気の再発」状態となります。

そうなると、入院治療が必要となったり、最悪の場合は死に繋がります

被害が小さいうちに「誰かの力を借りること」ができれば、比較的簡単に立て直しが可能です。

ラクト

でも被害が小さいと、なんとか自分で頑張ろうとしてしまいますよね。

一度飲み始めるとコントロールが難しくなる、それがこの依存症という病気の難しいポイント

なんとか自分で頑張ろう、という心理が逆効果となり、飲酒が止まらなくなってしまうんです

この悪循環を引き起こさないようにするための方法は1つ!

誰かに話をする

何度も言いますが、これしかないんです。

スリップを経験する人は多いため、同じ当事者同士であれば理解しあえる部分もあるはず

医療機関の職員も苦しい状況を認めてくれ、的確なアドバイスをくれるはず。

ラクト

僕がいる病院にも退院した人からSOSの電話がかかってきます。

「家族に伝えると、どんな反応をされるか怖くてたまらない」という人も、まずは当事者同士や医療者などに話をするところから始めることをお勧めします。

いったん誰かに相談することが出来れば、その後も家族や身近な人に勇気を出して相談しやすくなるはずです。

できるだけ早く!これが鉄則

「明日になったら話そう、相談しよう、助けを求めよう」

そう思っていても、翌日になったらまた次の日へ、先延ばしにしてしまうことは往々にしてあります

出来れば「飲んでしまった」その瞬間に!!

遅くとも、1〜2時間以内には誰かに連絡、または相談したいですね

そして、ただ話を聞いてもらう、というよりも。

「飲んでしまって焦ってる、どうしたらいいかアドバイスしてもらえる?」

と助言を仰ぎましょう。

多くの場合、まず医療機関に受診を勧められるはずですが、ごく短期間のスリップであれば、そこから入院といったケースは少ないように思います。

ラクト

入院だけは絶対にしたくない!という人ほど、早めの相談が必要です。

ご本人が希望する場合は入院といったこともありますが…

早めに相談、受診すれば傷も浅くて済む、といった具合でしょうか。

まとめ

今回は飲んでしまった時の対処法について解説してきました。

これまでの内容をまとめると

・スリップは飲酒する前から心理的には始まっている
・スリップは多くの方が体験する珍しくない出来事である
・一人で解決しようとすれば、ほぼ間違いなく悪循環に陥る
・出来るだけ早く、依存症について理解のある人に相談すること

と、なります。

今回はスリップ時を想定し、適切な対処を取るための方法を紹介しましたが、出来れば飲む前に対処することが理想的であることは間違いありません。

飲みたくなった時の対処方法については、こちらをご覧ください。

では、今回はここまで。

少しでも多くの方が、断酒を諦めず、何度も挑戦し続ける気持ちに繋がれば幸いです。

ラクト

ありがとうございましたー。

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